* 江川邸のいろいろ
韮山竹

「韮山竹」は自然に“割れ”が入る特徴があり、江川邸内に自生しています。数十本に一本生まれる貴重な竹です。
かつて豊臣秀吉の小田原攻めに同道した千利休がこの「韮山竹」を気に入り、陣中で花入を作ったといいます。
その竹花入の一つが「園城寺」の銘をもつ竹一重切花入で東京国立博物館に所蔵されています。源義経に仕えた武蔵坊弁慶が園城寺の鐘を引き摺って傷をつけたという言い伝えがあり、韮山竹の“割れ”がその鐘に似ていることから、利休の養子千少庵が「園城寺」の銘をつけたといわれます。

竹が生育している内庭は通常非公開ですが、イベントや年に2回行う「内庭公開」の際にぜひご覧になってください。

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金魚葉椿

椿の葉の先端が金魚の尾ビレのように3つに分かれる面白い品種の椿が内庭にあります。
イベントや年に2回行う「内庭公開」の際にぜひご覧になってください。

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江川邸が薩摩の屋敷になる?

ロケ地として利用されることもある江川邸ですが、なぜかNHK大河ドラマでは2度も島津家の邸宅になっています。

『篤姫』(2008年1月6日〜12月14日放送)では、篤姫の実家である今和泉島津家になり、篤姫が本家の養女となるために出発するシーンに使用されました。
その10年後に放送された『西郷どん』(2018年1月7日〜12月16日放送)では、島津久光邸になっています。西郷吉之助(後の西郷隆盛)が、大久保正助(後の大久保利通)とともに赤山靱負に下った切腹の沙汰を翻して欲しいと嘆願するシーンです。

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江川邸
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